これからWordPressを利用したい人向けのサーバ選択のポイント 〜クラウド・VPS編〜

最近はクラウドやVPSの金額もリーズナブルになり、簡単にWordPressを利用できるスクリプトや環境が整ってきているため、いきなりクラウドやVPSを利用しようという人もちらほらいるようです。

簡単になってきているとはいえ、サーバの管理は自分で行わなければならないため、勉強するぞという強い意志とその分の時間的なコストを負うことができない限り、クラウドやVPSは利用しないほうが懸命かと思います。

どうしてもやんごとなき理由でクラウドやVPSを選択しなければならない場合もありますので、そのような際のクラウド・VPSを選ぶポイントを紹介します。

クラウド・VPSについて

クラウドもVPSも物理的なサーバを仮想的に分割し提供されている仮想専用サーバです。
共用サーバと比べ処理能力を専有できる分、より多くのアクセスやプログラム処理を行うことが可能です。

クラウドは一般的に自由にCPUのコア数やメモリなどを自由に増減することができるようになっているものを指します。また、複数台のサーバを連携させたりデータベースなどの他のクラウドサービスとの連携が行いやすいのが特徴です。
柔軟にリソースの変化や構成の変更が可能なため、突発的な需要が見込めるようなWebサイトに向いています。

VPSは決められたリソースのものを利用することが前提になっているサービスが多いです。一部リソースのアップグレードが可能なものもありますが、柔軟に変更できるわけではありません。
その分、VPSよりも安価で提供されているため、ランニングコストを抑えつつ高い処理能力のサーバでWebサイトを運用することができます。

ポイント① WordPressに最適化された環境を提供している

クラウドやVPSは基本的にサーバの構築をすべて自力で行わなくてはなりません。
WordPressにはWebサーバ(Apache,Nginx,PHP)、データベースサーバ(MySQL,MariaDB)で動作するため、これらのインストールから設定までを行う必要があります。

これらを簡単に行うことができるようにWordPressに最適化された環境を提供している場合がありますので、それを利用しましょう。

具体的には多くのクラウドサービスで利用可能なKUSANAGIやAWSのAMIとして利用可能なAMIMOTOがそれに当たります。

どちらも高速で安定したWordPress環境を利用できますので、それを利用できるクラウドやVPSを選択しましょう。
また、これらはドキュメントも提供されているため、わからないなりに自分で操作することも可能です。

ポイント② 対応可能な企業が多い

WordPressに最適化された環境を使ったとしても、技術的な知見がないとクラウドやVPSの操作を行うのは厳しいかと思います。
利用するところまでは簡単にできたとしても、何か問題が起こった場合自分ではどうしても解決できないときが確実に出てきます。

そんなときに頼ることができるのがプロのWeb屋さんになります。
プロとは言っても、クラウドのサービスはいくつもありそれぞれに癖があるため、対応していますよという看板を掲げているところ以外に頼むと、通常よりもコストがかかってしまうことがあります。

そこで、コストを抑えつつ、プロにお願いできるようなクラウドサービスを選択しましょう。
公式のパートナー制度があるサービスもあり、そこからWordPressに強い企業を選ぶことをおすすめします。

ポイント③ コミュニティ活動に積極的

WordPressに限らずオープンソースやCMSのコミュニティ活動に積極的なサービスは、それだけ協力してくれる技術者が多いと言うことになります。

協力者が多いサービスはブログでの情報拡散が多く行われているため、困ったときの解決のヒントが見つかりやすいと言えます。

また、コミュニティイベントなどに参加していくことで、わからない部分を聞くことができたり対応できる技術者を紹介してもらえたりと、自分の勉強につなげることができます。

まとめ

最初にも書いたようにいきなりクラウドやVPSを利用すると、Webの担当者がWordPressだけでなくサーバも勉強するためのコストを負う必要があります。
しかもそのような場合、いきなり本番環境になるかと思いますので、セキュリティ的にかなりの不安が残ります。

また、サーバは最初の構築だけでなく定期的なメンテナンスやアップデートなども行う必要があり、その分も考慮する必要があります。

今回紹介したポイントはあくまで、やんごとなき理由があったときの最低限知っておいてほしい部分ですので、そのような理由がない場合は、素直に共用レンタルサーバを利用するか、サーバの選択からサーバの保守管理までプロに任せてしまいましょう。

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この記事を書いた人

遠藤進悟

株式会社アーシタン技術担当。Webエンジニア。WordPressコミュニティやKUSANAGI静岡ユーザグループモデレーターとしてWeb制作におけるサーバーの重要性の認知度をあげるため活動中。

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